2011.10.27 (Thu)
◆あらすじ◆
中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。
美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。
遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!
↓以下感想です~
◆感想◆
面白いとレビューの評価が高く、前々から気になっていた漫画でした。
年の差夫婦!しかも女性の方が年上。
この夫婦のやり取り(カルルクの風邪の看病など)が微笑ましい。
しっかり者と天然乙女の夫婦。たまらん。
これまたアミルが可愛いんだよね。いつも笑顔でべっぴんさん。
弓と刺繍が上手くて、天然で乙女とか…!
最高のヒロインじゃなかろうか。
しかし二十歳で
「歳のいった嫁さん、何人も産めないんじゃないか」
とか言われちゃうのか…
この時代、15、6が結婚適齢期だったので
仕方ないのかもしれないけど、二十歳でも十分若いし、
子どもだって望めるでは…でもこれは現代の感覚なんだろうな。。
むしろ旦那さん12歳だからむしろそっちの方がゴニョゴニョ…
アミルの実家が他に嫁がせるための娘としてアミルを連れ戻そうと不穏な雰囲気。
アミルのお兄さんのアゼルイケメンすぎ…
いとこのジョルクとバイマトもイケメンだし、アミルの親族、みんな美形なのかな。
アミルを連れ戻そうとやって来たアゼル達を弓を放って
追い返すおばあさま、かっこいい…!
刻まれた深いしわに、ぶすっとした顔がなぜか可愛らしい。
「乙嫁語り」の制作過程↓
http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari
見入ってしまいました…。すごい描き込みですね。
見てるのに「どうなってるんだ?」とパソコン画面を凝視w
民族衣装や装飾品、馬の絵がとても繊細。
プロの漫画家の方にこういう言い方は失礼ですが、本当にお上手。
さらにあとがきを読んで、すっかり森先生のファンになってしまいました。
登場人物の関係図、助かりました。この図を見て理解した部分が多いです。
「エマ」も読んでみようかな。