2018.11.18 (Sun)
対応機種:PSP
ジャンル:恋と魔法を勝ち取るAVG
メーカー:オトメイト
レイティング:CERO:B(12才以上対象)
キャスト
ユリウス:櫻井孝宏
ノエル:鈴木千尋
ビラール:高橋広樹
ラギ:柿原徹也
アルバロ:鈴村健一
エスト:入野自由
ソロ・モーン:立花慎之介

※「ワンドオブフォーチュン2 ~時空に沈む黙示録~」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。
※ネタバレ注意
ストーリー
この世界のありとあらゆるものは、
【風】【土】【水】【火】【光】【闇】──6種類いずれかの【属性】を持っている。
しかし、ごく稀に属性を持たないまま成長する者もいる。
主人公・ルルは【無属性】という極めて珍しい存在だった。
幼いころから魔法使いになりたいという夢を抱くルルは、自分の属性を得るため、
世界の魔法すべてが集まるという名門【ミルス・クレア魔法院】で学んだ。
個性と才能あふれる仲間たちに囲まれ、時折奇妙な事件に巻き込まれたりしながらも、
ルルは最終的に自分だけの属性を得ることができた。
彼女が得たのは、この世界では古代種のみが持つと言われる属性──【全属性】。
なんと6つの属性すべてを持つ、人類初の存在になってしまったのだ。
ルルは戸惑いながらも【全属性】を使いこなすため、ミルス・クレアで学び続けた。
そんなある日、彼女の友人である異国からの留学生・ビラールが帰国することになった。
友人たちは彼を見送るために集まり、記念として全員の姿をメモリスに記録しようとする。
ところが、記録役となったエドガーの魔法媒介であるルーペが突如暴走し、
それを止めようとしたルルの【全属性魔法】が作用した結果、
その場の全員が、エドガーのみを残して消失してしまったのである。
魔法の暴走により衝撃を受けたルルが目覚めたとき、傍らには見知らぬ青年がいた。
彼はルルたちの話を聞くと、にこやかに告げる。
「ようこそ、未来からの訪問者たち。ここは君たちが居るはずのない世界だ」
ルルたちが迷い込んでしまった場所。
そこはなんと、彼女たちが生きる時代から350年も前の世界だった──。
攻略順は
ビラール→ラギ→ユリウス→ノエル→エスト→アルバロ→ソロ→大団円。
エドガーのルーペとルルの魔法によって350年前のラティウムへ。
戦争とは縁遠い(魔法使いだけど)普通の学生が
「魔法がきっかけで始まる戦争」を目の当たりにして学園の中で
起こる魔法ファンタジー無印とは違い、2は戦争も関わってくるのと
各キャラの解決していなかった問題にも触れているのでだいぶシリアス気味。
今作はMAP探索をして原石を集め結精石を精製していくシステム。
無印本編とFDに比べるとかなりシステムが快適になっており、
インストールデータを使えばジージー音もなし。
初回プレイだけだと、元の時代に割とあっさり帰れて若干肩透かしのような…
なかなか帰れなくて奮闘したり戦争に巻き込まれていく─ような展開なのかな、と
思っていたけど、本当に解決するのは「未来」だったんですよね。
公式サイトのおすすめ通り、上の攻略順で正解でした。
でも最後の最後に引っ掛かりが…。
大団円のベストEDでエドガーのルーペはソロが作ったことが分かるんだけど、
その理由が明かされてないよね…?(何か見逃した…?)
エドガーが使えた理由は分かったけど、何故ルルに作ったのか。
あと現代にさらっといたのは…?
古代種だしおかしくはないんだろうけど、ソロルートで【頑張って】きた結果のはずなのに
台無しになってるような。
あとベストEDは大団円の割には物足りない…。
終わり方は大団円・ルルらしい、と思ったけどもっと全員集合!
わちゃわちゃがあるかと思ってた。
あと始める前から勝手に「みんな力を貸して!」みたく6属性と全属性のルルが
魔法で奇跡を起こす、みたいな展開があるかと思っていたので残念。
それにしても、エドガー(ラット)がここまでストーリーに
練り込まれていたキャラだとは思ってなかった。
エストルートで驚き、ソロ・ベストEDでまさかの新事実も分かり、
ワンドにおいてエドガーはかなり重要なキャラだったんだな…。
一番ストーリーが良かったと思ったのはアルバロルートでした。
正妃とライナス皇子の敵側視点の話はやっぱり面白い。
アルバロは苦手というか怖かったんだけど、ED後の二人のやり取りが
好きで好感度があがっ…というかCP萌えに目覚める。
ルルはすごく可愛くて好きな主人公なんだけど自分が嫌いな綺麗事を
言ったりもするので落ち込みもしたけどやっぱり好きだ~。
クリア後のご褒美スチルも眼福でした。3年後めっちゃイケメン&美人になってる。
特にソロverのルルが好きです。
以下キャラクター個別感想(プレイ順)↓
ビラール
ファランバルドの水不足の原因がやっと判明。
解決はするんだけど、その代償やラギとの別れといい寂しさが残るEDだった…。
ファランバルドで結婚式挙げれないのか…。
ファランバルドの水不足の原因のことになると、
いつもとは違った余裕の無さが見れて良かった。
ラギ
人かドラゴンかの選択で選んだもの。
ラギの両親についても知れたしカダとのやり取りが微笑ましかった~。
SSSも切なかったしもう会えないだろうとか言わずに時々会って欲しい…。
水の膜越しのキスが美しくて美しい。
成長後のラギが色々成長しててそうか宿に行くのか…。
ユリウス
最初から無自覚両想いで天然な二人&ラッキースケベ(というかむっつり)からの
大人の階段…。
正直ビラールにありそうなシーンなのに意外…いや無印でも自覚したらグイグイきてた…。
あとグロムの言葉には自分もはっとなった…。
魔法の存在価値は人によって違う。
当たり前のことなのに自分も魔法を守るべきだと思ってた。
最終的に決めた考えもユリウスらしい。
ノエル
ノエルの悲鳴には笑わせてもらうんだけど、
今回は悲痛なのもあってその差がすごい。
過去へ来て背負ってしまったものが一番重いんじゃないだろうか…というぐらい悲しくて辛い。
ユリウスルートでも乗り越えていたような描写あったけど、
やっぱりルルと一緒に乗り越えていくのがいいな。
あとエルウィンの行動の理由も分かったしすっきりした。
エスト
ルート冒頭のシーンにすぐ悶えてしまい最後まで持つのか…?と始めたエストルート。
呆れながらも折れてくれて優しいしやっぱりエスルルはいい。
あと相変わらずキススチルがとても美しい…。
狂信派について新たに知る事実、そしてラットとそう絡めていくとは
思ってなかったので意外だった。
2FDで知ってたけど、これが噂のツンドラ魔王か…魔王の花嫁とかわくわくする。
アルバロ
登場する度に怖かったし(特にノエルルート)アルバロルートでは
いつ本性現すのか怖かったけど、まさか【恋】をしようと言われるとは思わなかった。
何が目的なのか分からなかったんだけど、そういうことか…
やっぱりアルバロは読めないしリリ達の件がショックだった。
Tragic Endはショックというか無に近い反応だったけどすごくアルバロらしいな、と思った。
3年後のやり取りにかなりニヤついてしまったんだけど、
アルバロを可愛いと言ってしまうレディ・オムニアはさすが。
FDでまさかの事実、2では普通に23歳って記載されてて笑った。
27歳×19歳もっと見たいです。
ソロ
他ルートで毎回【託された者】として人の元から魔法を消そうとしていた理由が明らかに。
ソロからしたら酷い仕打ちだし、託された経緯が適当過ぎない…?
ルルがすごい押せ押せだった…
けどお互い好意を寄せるのが駆け足だったように感じた。
エストルート・イベントが少しかぶっていたのと探索の時に
結精石を減らさずに戦闘出来、さくさくプレイ出来たのが原因かな…。
正直ルルとの物語よりもペルーのソロへの思いの方に感動してしまった…;;