嬉々日記

ストーリー
風光明媚な山間にある全寮制セレブ学園である『白桜学園』。
頭脳明晰、容姿端麗な子息たちが集まる一見華やかに見える
その学園の裏では、誰にも知られない秘密の部活動が営まれていた。

表の顔は謎の帰宅部である、その部活の名前…
部活動の名前は「禁断デート倶楽部」
放課後のチャイムが、逢い引き（デート）の合図。
一度狙った女は必ず落とす、という厳格な規約。
誰彼構わず、夜のホストの様に愛を振りまく、
現役高校生の彼等は、こう呼ばれていた…。

月華繚乱。

金持ちの子息たちが繰り広げる禁断の恋愛遊戯（ラブルネッサンス）。
恋や愛に憧れる女の気持ちをあざ笑うかのような彼等のやり口…。

だがしかし、彼等の魅力に取り付かれた女性は、
法外な請求にも関らず、通うことをやめられないという。

そこは触れたら戻れない、危険な恋。
今、禁断の華たちが咲き乱れる───！！





攻略順は芹→ダリア→敦盛→侘助→隷人→葵。
原作がRejetなのとストーリーを読む限り、ディアラバみたいな展開なのかと
身構えてたけど、また違ったベクトルの作品だった。
最初は理不尽にデート倶楽部と関わりを持つことになるんだけど、
メンバーとイベント楽しんでるし最後には絆（？）が芽生えていたりする。

ラスボスは雪柳先生なんだろうと思ってたけど結局何者だったのか
分からず仕舞いだった。彼は理事長だったの？
教師陣の意味深な台詞は一体何だったのだろうか…。
多分FDがあれば先生ルートあったんだろうな。

制限時間内にアナログパッドを回してCGをゲットするブラックアウトシステム。
普通？のシチュエーションのスチルにわざといやらしい台詞を言うのがほとんど。
正直これ入れるなら先生達のエピソード入れて欲しかった。

他キャラルートの方が良かったキャラが多い。
特に葵と藤先生は攻略を後半にして期待してたせいか各キャラルートでは
微妙だと感じてしまった。
侘助お兄ちゃんが活躍してたEDはある意味衝撃的で違う意味で印象に残る。

恋愛描写も「えっ気になってる…？好きになってる…？何でだ…？？？」と思いながらプレイ。
主人公の方はともかく攻略キャラが主人公にそこまで惚れ込む要素あったかな…。
家庭の事情に突っ込んだり綺麗事を言うので、私はイライラしたけど、
攻略キャラ達にはその綺麗事が必要な言葉だったのだろう…。
正直、登場人物みんな面倒くさいんだけど…でも最後は一途に想ってくれる。
というかメリバが多かったような。
デートに何故か地下牢屋みたいな場所に行ってたけど、
Rejet作品は牢屋が必ず出てくるのかな。
あと主人公の苺は誰の意見だったんだろう…。
以下キャラクター個別感想（プレイ順）↓





芹
禁断EDの急展開にポカーンとなった。現代設定でこの描写で発売可能だったとは。
後半に登場し大活躍した純也さん、芹に対してのアレは歪んでしまった愛に
見えたけど違うのか…。
色々と恐ろしい14歳ルートだった。ところで14歳って「ショタ」なの？

ダリア
キャッキャッウフフなエス系というよりかはガチ百合。
同性愛のルートなので、波乱もありつつ自分たちの道を進んでいく。
予想はしてたけどやっぱりクズ記者と過激なファンは必須なんだな…。

敦盛
距離が近づくにつれ、なずなにべったりなのは可愛かった。
ドSと謳ってた割にはそこまで言葉の暴力みたいなのはなく、
ドS苦手な自分には良かった。
後半～EDはお兄ちゃんズが大活躍。ここではまともな兄はいないらしい。

侘助
巷でヤバいとは知っていたRejetの兄。
徐々に本性を出してきてヤンデレを発動してくる。
EDによっては和解（？）もあるけど正直信用ならない。
他キャラルートでも監禁もどきしてたし純愛HARDのEDがぴったしくる。

隷人
EDによっては駆け落ちしたり海に身投げしたり刺されて車椅子になったり
失踪して本書いてたりめっちゃ忙しい。
はっきり言わなくても分かったけど母親との関係が微妙に濁らせてたのは
規制があったからなのかな。

葵
敦盛がすごい協力してくれて、敦盛がいなければ葵とはくっ付くことは出来なかったはず。
自分ルートでは散々兄達に邪魔されたし敦盛かわいそう。
兄さんはどのEDでも助からないのか…。
何かみんなかわいそう。

なずな（主人公）
頭が良い設定なのに言動が賢く見えない。
真面目な女子でも恋に落ちたら関係ないってことなんだろうけど、大体
「お兄ちゃんには悪いけど自分の気持ちには嘘つけないよ～」
で攻略相手優先！になっていく。
「面倒くさい女だとか……思わないでくださいね」
面倒くさい。