嬉々日記

アンジェリーク 魔恋の六騎士

2018.02.10 (Sat)

対応機種:PSP
ジャンル:女性向け恋愛AVG
メーカー:オトメイト
レイティング:CERO:B(12才以上対象)
キャスト
カイン:森川智之
キーファー:平田広明
ジョヴァンニ:森久保祥太郎
ユージィン:小野大輔
ショナ:梶 裕貴
ゲルハルト:檜山修之
レヴィアス:成田 剣

アンジェリーク 魔恋の六騎士
※「アンジェリーク 魔恋の六騎士」のバナーに使用されている画像の著作権は、コーエーテクモゲームスおよびアイディアファクトリー株式会社に帰属します。
※辛口・ネタバレ注意



ストーリー
主人公は17歳の少女テレサ。
幼いころに両親が行方知れずになり、知人の家に引き取られた過去を持つが、
現在はその家の子供ルノーと姉弟のように仲良く暮らしていた。

そんなある日、テレサは街で噂になっていた謎の誘拐事件に巻き込まれてしまう。

無事に家に戻ってきたテレサだったが、誘拐事件に関する一切の記憶を失った状態だった。
ルノ—の話によれば丸一日行方不明になっていたらしい。

不思議に思いながらも、特に怪我もなく戻れた事に安堵し、普段の生活に戻っていくテレサ。

しかし、テレサの誘拐事件から数日後、今度はルノ—が行方不明となる。
テレサの時とは異なり、数日が経過しても戻らないルノ—を探す為、テレサは奔走する。

様々な場所を彷徨ううちに、ふとルノ—の気配を感じるテレサ。
気配を追っていくと、森の中に佇む砦へとたどり着く。

砦の中でルノ—と再会を果たすが、ルノ—は砦に居座る怪しい傭兵団のリーダーに陶酔しており、
家に帰る気はないという。

こんな怪しい場所にルノー一人をおいておくわけにはいかない……。
テレサはルノ—の身を案じ、自分も傭兵団と行動を共にする決意をする。

傭兵団の真の目的も、テレサ自身にかくされた大きな秘密も、まだ知ることなく……。





総合評価:★★☆☆






『アンジェリーク』のスピンオフ作品。
アンジェリークの世界観を全く知らず、惑星や宇宙船が出てきてSF!?と驚きました。
ネオアンとはまた違うんですね。

初回は騎士団ルートのみ可能。
レヴィアス以外全滅したけど何なんだこれ…「???」という初回ルート。
主軸は「レヴィアスの復讐の戦い」になる訳だけど、全ルートでボロ負け。
しかしレヴィアスだけは生き残っている描写があるので、
その後『天空の鎮魂歌』へと続くのかなと思わせる終わり方なんですよね。

『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』を調べてみると、
限定版パッケージにドドンと大きく写っているレヴィアスが攻略対象外なのも納得
原作である『黒の翼のもとに』がカイン・キーファーとの出会い、
騎士団結成の話も分かるらしく、評判も良いし読んでみたい。
某キャラの正体がレヴィアスということまで見てしまったんだけど、レヴィアス様忙しいな…。


初周でヴァーンが皇帝を守ってレヴィアスを悪者扱いしているのが分からず、
皇帝に忠誠を誓っているというよりかは、王都に反逆したら誰が相手でも
容赦しないってことでいいのかな…と思ってたのですが、これは後々分かります。

クリアすると「過去・別視点の物語」がオープン。
ここで始まりの物語、いわば物語の補完を見ることが出来ます。
見てみるとヴァーンが元凶でびっくり。確かに最初は命令されての行動だけど、
二人もの皇子の人生を狂わせといて凡庸なマクシミリアスの方がマシだから、
レヴィアス討伐を決めるのも勝手に思える。他に罪の償い方があったのでは。
言っていることもよく分からないし「見極めねばならぬ」とは??
テレサの両親にも思うところあるし、この一族身勝手な人多い。

マイレアスに関しては可哀想過ぎてこの人の人生何だったんだ…と憤ってたけど、
王権の失墜と反逆者への恐れを植えつけさせる為、レヴィアスにわざと
討たれるようなことをするよりマクシミリアスに一矢報いてくれた方が
まだレヴィアス側としては嬉しかったんじゃないかと…。


ヴァーンは自分が撒いた種であるレヴィアスを倒す
マイレアスは「正統なる者」と名付けたレヴィアスが帝位につくことを望む



この二人がもし同じ思いだったらまた違ってたのかな、とも思います。
ヨハネに関してはここまで腐った奴だとは思ってなかったので
驚きつつもゲス思考とゲス顔に笑った。マクシミリアスにも負けなさそう。
ヴァーンどれだけ判断間違えれば気が済むのか…。
こいつレヴィアスよりも弟子にしちゃまずい。


突っ込んだらいけないんだろうけど、革命の日が近いのにデートとかしてていいのか…。
まあデート諸々をして意識していくんだけど、何故主人公のテレサに惹かれるのかが謎。
サブキャラの女性キャラの方がいい女だった…。
大魔導士ヴァーンの孫娘であるテレサが魔導の力で活躍する場面が
もっとあれば良かったと思うけど、それだとレヴィアス側が勝ってしまうから避けたのかな。
戦場に無理矢理ついていく割には何も出来ない主人公だった…。


何でここ漢字じゃないんだろうという平仮名表記が結構あったけど、わざとなのかな。
上で色々不満を言ったけど、思ってたよりは楽しめた作品です。
何じゃこりゃ~なルートと、おお…面白い…(?)と思うルートの差がありました。
人数は多いけどボリュームは差ほどないのでサクサク進めます。
思い返してみると人の恋人や婚約者に手を出す輩が多かった。

『魔恋』をプレイすると皇帝側が完全な悪なんだけど、
『天空の鎮魂歌』ではレヴィアス側が敵なんだよね…。
最後はどのキャラも「他の皆はどうなったか分からないけど、無事を祈る~」というような終わり方。
ここどういうこと?と思うことも結構あったので、
気になった人は原作を読もう!ということなんだと思います。
以下キャラクター個別感想(プレイ順)↓





レヴィアス
一応ルートはあるものの、攻略出来ないとは知らなかった…。
でも想い人いるし立場上、攻略出来なくて良かったと思う。
各キャラルートに入ると途端に影が薄くなる。

ゲルハルト
脱出装置で逃げてきたのにゲルハルトはどうやって
逃げ延びたんだろう、という終わり方に全て持ってかれる。
本当にどうやって…?

ジョヴァンニ
デート中のあれには主人公が怒るのも仕方ない。
女たらし?キャラなのにそこら辺の影が薄く感じるのは、
女遊びのシーンがなかったからかな…。

ユージィン
「夢見るような瞳・表情~」という表現が気になった。
最後の展開にえ~…だったけど、まあ攻略キャラの人数多いから
こういう終わり方も仕方ないのか…。
正直主人公よりルノーといる時の方が穏やかで幸せそうに見える。

キーファー
主人公に探られ結構態度に出て勘づかれてたけど参謀として大丈夫なのか。
横柄な態度を取られ「○ね」とか言われるけど、テレサを安らぎとして
求めていく過程は良かった。髪を下ろした姿も良かったb
ただニコラスが可哀想だった。

カイン
突っ込み所満載。
主人公の「綺麗な人だし言い寄られてまんざらでもないんじゃない?」発言と
戦場に着いていくと騒ぎ、投げ身で婚約者を亡くした人の前で傍にいられないなら
死んだ方がまし、覚悟を見せると窓から飛び降りる女のどこに惚れる要素があるのか。
魔導の力で洗脳でもされたと言われた方が納得いく。
セリーナの方を応援してしまう。キャラデザとても良いです。

ショナ
見た目美少女だけどヤバい嗜好性を持っているギャップ(?)照れ顔可愛いけど、
主人公を意識するのが早い。
革命失敗して仲間死んでるのにキスしてる場合ではないと思う。

テレサ(主人公)
目上の人物にもタメ口で失礼な態度と気が強いというより生意気な性格で苦手でした。
結構プレイヤーが引くような言動してたと思う。
あとルノーを追って自分も残ると騒いだ割には、
ルノーほったらかしで攻略キャラとイチャついてた感がある。





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