嬉々日記

群青ノ雪 完全版

2017.03.18 (Sat)
サークル名
Stellatica
群青ノ雪

作品概要
ジャンル:時代トリップミステリー恋愛ADV
年齢制限:15禁
配布形式:DL版1000円、委託2000円+税
攻略対象:4
ED数:8
スチル数:39

ストーリー
平成から古びた日記を媒体に大正時代へとタイムスリップ?する主人公、多岐川七瀬。
見知らぬ世界で過ごさなければならなくなった彼女を救ったのは、
心優しき青年の鷹見冬真と、その付き人である藤間孝之助だった。
現実世界から不可思議な日常に閉じ込められた七瀬を待っていたのは――
とてつもない絶望、だった。
『過去を変えれば、貴方は救われるの? それとも……』
物語の結末は、群青ノ雪のみぞ知る。


(サイト様より転載) ※ネタバレ注意




【冬真→藤間→司→隠し】の順でプレイしました。
司は冬真と藤間の二人をクリア後、隠しキャラは他3人をクリア後に
ルート解放なので、実質冬真と藤間しか選べません。
攻略順は↑の順が推奨です。

初回の冬真ルートは謎が多く残り、あれは、この人どういうこと…?となるのですが、
他キャラ(藤間)ルートからだんだん真相に近づいていきます。
周回で推理サスペンス色が強くなっていきますね。
犯人は誰なのか、動機は何なのか、果たして鷹見家を救える事が出来るのか。
ハラハラしながら少しずつ核心に迫る展開描写が良かったです。
この時代の喋り方「~おくれよ」「~かい?」という冬真の口調良いですね…。
欲を言えばせっかく大正時代なので、もっとその時代にしか見られない時代風景が
見られれば嬉しかったなと思いました。



※以下辛口注意


某ルートで、真犯人は鷹見一族によって人生を狂わせられたのに、
「人殺し」って主人公は動機を知ってもなお罵ってたけど、
それは鷹見一族にも言えることなのでは…?
犯人への謝罪もなく「最高の結末」と表現されていてええっ…。
いや、それは隠しキャラルートで描かれるのだろうとは思ってたけど、
ちょっとモヤモヤが残ってしまいました;
あとお祖母ちゃん、フルコンプしてみても考えによっては怖いな…。

あと残念だったのは主人公が合わなかったこと。
主人公の心中や話し方のノリ?なのですが、
「ふざけろおおお、後で見ていろよ、ひいいい、こええええ…」という話し方をするんだけど、
こういう話し方をする主人公は苦手でして;
シリアスな展開が多い作品なので、こういったギャグテイストを入れたのかもですが、
容姿的にもう少し大人びた口調でも良かったんじゃないかなと思います。

あとシステム面について。
画面サイズがかなり大きいです。
私が使用しているノートパソコンでは、『群青ノ雪』サイズだと大きくて
上下部分が少し見切れてしまったので残念でした;
大きいのはいいのですが、1024×576(16:9ワイド)等の横長のサイズだと嬉しかったです。
あとはプレイ途中にタイトル画面に行けるようにして欲しかったのと、キャラクターによって
ボイスの大きさが違ったので、個別の音量調節設定が欲しかったところですね。


色々言ってしまいすみません;
女性向けミステリーゲームとして楽しませて貰った作品です。
『一部ルート制限有り無料版』もあるようなので、
気になった方はそちらをプレイしてみて下さい~。

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