嬉々日記

ストーリー
骨董屋の一人娘『守永皐月』は、何の取り得も無いごくごく普通の高校2年生。
夏休みも後1週間を残すのみとなった8月の24日、両親が仕事と称した旅行に
出掛けてしまったその日に、自発的に黄色く輝く指輪・『クリソベリル』を偶然見つけた。

その指輪を手に取り嵌めてしまった皐月は、中に封印されていた一人の男を
この世に喚び出してしまう。
自身の事を悪魔だと言うこの男『ルーエン＝エグランティーン』は、
皐月の“特に願ったわけでもない願い”を叶えた見返りに、
俺の“もの探し”を手伝えと半ば強制的に要求してきた。

悪魔の探し物は、魔石『ヘリオトロープ』

「それは破滅の指輪。一旦嵌めれば最後、持ち主がどんなに抗おうが簡単に
理性を失わせ狂人化させる」
そんな恐ろしい指輪。
ただ、嵌めさえしなければ何の害も無いと言う。

ルーエンの押しと、指輪を探すくらいならいいかという軽い気持ちで要求をのむ皐月。

この日から、悪魔と人間の共生と指輪探しが始まった。

ルーエンとの出会い
いや、指輪との出会いにより、ゆっくりと夢とも現実ともつかぬ世界に
飲み込まれてゆく事に気付かぬまま--------------

総合評価：★★★☆☆

攻略順はルーエン→水窪くん→山瀬くん→暁兄→餘部先輩→朝峰くん
昔の作品なので仕方ないけどシステムデザイン、絵に時代を感じてしまう。
特にスチルは立ち絵と顔が全然違い、誰…？となることも多い。
日常の穏やかなBGMでも流れる時間が短くブツ切れになるのは
仕様でいいんだよね…？何でこんなに短いんだろう…。
山瀬くん√で面白くなってきたので、暁兄と餘部先輩√に期待してたんだけどな～…。
付箋が多く散りばめられているので、√を重ねていく度に
徐々に分かる仕様は周回プレイが楽しくなる。
…けど真相が徐々に分かるであろうと期待してた年上組のシナリオ残念だったな…。
昔の作品なのを理解してプレイしたけど商業ゲームなので、若干辛口になってしまう…。
言わずもがなOP、EDは名曲ですね。

BLネタ絶対無理な方は注意だけど、おまけドラマの「腐女子」面白かった(笑)
公式がここまでやってくれるとは…。ツダケンの演技さすがですね。
ドラマでは朝峰くん（立花さん）がノリノリで楽しそうだったので何より。
以下キャラクター感想です。







水窪 一真（CV：津田健次郎）
水窪くんについては鈴菜の事が気になって正直そんなに入り込めなかった…。
それと主人公のこと何で好きになったんだ…四角関係になってしまったけど、
まあそんな泥々することもなかったので良かったのかな…。
あと山瀬くんとのやり取り（からかい）が面白かった。

山瀬 勇人（CV：阪口大助）
最初から主人公に好意を持っている幼馴染み。
山瀬くんすごくいい子…。
鈴菜のこともちゃんと見ててくれるし気づかってくれる出来た子です。
最後のやり取り可愛くてニヤニヤ。皐月に押されてる山瀬くん可愛いね…。

御剣 暁（CV：草尾毅）
これで糸目だと…？
ほんわかした見た目や話し方で優しいお兄ちゃんポジなのかと思いきや、
言葉に刺（主にルーエンに対して）やほの暗さが漂うのが癖になる。
暁兄がずっと隠している「仕事」や何故ルーエンを呼べたのか等の理由が
クリア後のおまけストーリーで、本編では分からないのが残念。
おまけストーリーで補完ということなんだろうか…この内容を本編に入れて欲しかった。
悠月の皐月と暁に見せる顔が違うの怖いな…。

餘部 透（CV：日野聡）
「君が悪いんだよ」
「自分の運命投げ打ってでも、構いたくなる程可愛い君が悪い」
「キミの為に、ボクは死んでも良いって言ってるの」
というようなすごく気になる台詞を残していた謎の人物・餘部先輩なので、
彼√を楽しみにしてたんだけど、過去や彼の正体は
予想出来てしまうことばかりだったので正直がっかり…。
もっと色々あると思ってた。

ルーエン＝エグランティーン（CV：置鮎龍太郎）
メインヒーローなのにシナリオが物足りない印象。
朝峰くんや指輪について謎を多く残して終わったし初回√用に作ったのかな～…。
ルーエン√では見られなかった可愛い、かっこいい一面が他キャラ√で
多く見られたので、正直ルーエン√よりも他キャラ√でのルーエンの方が好きだわ…。
餘部先輩も言ってたけど一番人間みがあるキャラクターなのかもしれない…。

朝峰 涼志（CV：立花慎之介）
謎の少年が朝峰くんなのはパッケージ見ただけで予想出来るけど、
まさか朝峰くん（大）がルーエン、朝峰くん√しか出てこないなんて…。
皐月にどうしてここまで執着するのかも大方予想出来てしまう。
初回√では「朝峰くんこっわ！！」な印象だったけど皐月への想いは純情なんですよね…。
病んでるしおまけストーリーで腹黒な部分見せちゃってるけど。