嬉々日記

ARMEN NOIR portable

2016.12.07 (Wed)

対応機種:PSP
ジャンル:絶望の都市で希望の光を見つけるAVG
メーカー:オトメイト
レイティング:CERO:B(12才以上対象)
キャスト
ソード:小西克幸
エル:田坂秀樹
ナイヴス:吉野裕行
レイン:保村真
クリムソン:中村悠一
ゼクス:藤原啓治


※ネタバレ注意



ストーリー
——幼い頃に両親と記憶を失くし、物心つく前から、賞金首を駆除するハンターとして
育てられた少女『ナスカ』。
しかしナスカには、他のハンターにない彼女を縛る鎖があった。
それは『人を殺す』ということができないということ。
たとえそれが、賞金首であっても……

生死の奪い合いが日常の夢限界楼において、ナスカは、ハンターになったときから
今に至るまで、一度も人を殺したことがなかった。
殺さずに賞金首たちを駆除(捕獲)し続けた。

『不殺のハンター』 それはナスカを端的に表す言葉。
そして、そんなナスカに付けられた、ハンターとしてのコード・ネームがあった。

——それが『アーメン・ノワール』
『黒衣の聖人』という意味を持った名が、ナスカがハンターとして生きる名前となった。
しかし、不殺を貫くハンターである彼女の戦い方には、限界が訪れようとしていた。

ある時、彼女は仲間のハンターの手により命を落としかけた賞金首を反射的に救ってしまい、
そのせいで仲間のハンターが危険にさらされる。
その事態を重く見たバウンティアのCEO『ゼクス』は、彼女にひとつの条件を突きつける。

「次の狩りでは、必ず相手の賞金首を殺害して来い。
それができなければおまえを処分する」

衝撃を受け、逡巡しつつも戦いに行くナスカ。
だが、やはり相手を殺すことができず、戦いに敗れ倒れてしまう。

次に目覚めたとき、彼女は『ファーム』と呼ばれる最下層の診療所にいた。
診療所の医者『クリムソン』の下、戦いで受けた傷を癒しつつ穏やかな
日常を送る主人公だったが、その平穏は突如破られる。

ある夜、バウンティアからの使者がナスカの元にやって来る。
その使者は、家族のいないナスカの親代わりを務めて育ててくれたハンター、『ソード』だった。
ソードはナスカに告げる。

「診療所の主、クリムソンを殺してバウンティアに戻れ。
できなければ今度はおまえが賞金を懸けられ死ぬまで追われる側になる」

突如突きつけられた選択肢に彼女はどう応えるのか。
恩人を殺し、ハンターとして生きるか。
ハンターとしての自分を捨て、賞金首としての過酷な生を選ぶか。

彼女の物語は、ここから始まる。





総合評価:★★☆☆






期待していたのもあり、評価は厳しめとなりました;
アメノワ戦闘シーンの演出が凝っていますね。
立ち絵の素材だけで、これだけかっこよく作れるんだな。
しかし戦闘シーン多くてダレてくる時も。
重要な戦いなんだけど、こうも頻繁にあると飽きてくる…。
けどBGMのセンスが良い。クラシックお洒落。

割と攻略キャラは最初から主人公に好意的。
食事シーン楽しいけど、何故か足下だけのスチル。
上半身(キャラクター達よ様子、食べ物)が見たいのに何で足下…。

個別√各3~4章と短いせいか、両想いになるのが早く感じる。
短いんだけどもっと長くして欲しいとは思わず、このぐらい長さでいい。
思ってたよりさくさくプレイ出来るゲーム。ボリューム的には短か目なのかな。

ファーム組とワイワイしてるのほっこりしてて和んでたのに絶望はやってくる。
攻略キャラにも容赦ない。
特にナイヴスなんてほぼどの√でも可哀想な目に合ってる…。
攻略キャラでも死んだり怪我をするのは当たり前で、
2周目以降から慣れてきたけど、シャンタオが斬られた時は一瞬固まった…。

個人的に面白くなってきたのはレイン√から。
やはり真相に関わる√は面白いな。
レイン男前でかっこ良かった~。色々欲望に忠実だったけど…(笑)
正直初見はスルーキャラだったし、クリムソン推しになるかと思ってたけど、
やはり見た目で判断してはいけない…。
クリムソンは恋愛過程が少ないのが残念だった。

ゼクス攻略キャラではないんですね。(やるまで知らなかった)次はゼクス√か…と
あまり乗り気ではなかったんだけど良かった~!
いわゆる大団円で、ハンターと賞金首の歩み寄りもあり、誰も死なないEND。
理解力が悪くて申し訳ないんだけどラスボス(ムーンとヴァルチャー)の企みが
よく分からなかったな…。結局何者だったん…あとユピテルって誰…。
セレーネとユピテルはギリシャ神話の神名らしいけど、言ってた通り「神」だった、ということかな~。
この辺が消化不良…。

おまけのシナリオには笑わせてもらった…(笑)
本編がシリアスな分、ここで諸々ぶっちゃけてる。エルがいい味出してた。
ご褒美スチル眼福だった。みんなカッコいいね…。