嬉々日記

ゆうしゃは にげだした!

2016.04.02 (Sat)
サイト名
虚構製造社


作品概要
タイトル:ゆうしゃは にげだした!
      ~THE HERO ESCAPED FROM REALITY.~
ジャンル:中編マルチエンディング・ファンタジーノベル
年齢制限:R15
配布形式:フリー
総ED数:5

ストーリー
『魔王城に囚われた(正確には住み着いた)姫を、取り戻せ――』

国王からの命令を受け、勇者の血を引く青年・リュートは、魔王城へと出立します。
しかしこの命令は、これまでにもう、幾度となく繰り返されているものでした。

何度、姫を説得しても、迎えに行っても。
姫には国に帰るつもりが、さらさらありません。
国王も諦める事はなく、何度も勇者に命令を下します。
頑固な国王と姫の間で板挟みにされて、勇者はほとほと、疲れ果てておりました。

ストレスがたたり、ついに勇者は、魔王城の前で倒れてしまいます。
心優しい魔族たちは、そんな彼を心配し、しばらく魔王城に留まるよう勧めてくるのですが……

休息のために滞在した、魔王城で。
勇者は次第に、悪夢にさいなまれ始めます――

これはダメな勇者が、少しだけ成長する為の、物語です。


(サイト様より転載) ※ネタバレ注意




姫君の帰還』の勇者が主役。
今作はリュートの成長物語ですね。
タイトル画面だけ見ると完全RPGゲーム。凝っていて可愛い。
コメディなのかと思ったら、なかなかシリアス気味。
今作をプレイ後だと『姫君の帰還』の勇者の見方が変わります。
人間誰しも持つであろう闇が濃く描写されているので、
ものすごくリアル…というか生々しい。
魔族よりも人間の方が怖い、と思わぜるを得ない。
というより魔族キャラみんないい魔族なんですよね。
ちゃんとリュートのことを見ていてくれる。
前作では姫君も正直、結構勝手だなあとモヤモヤ
してたのですが、そうなってしまった理由があるのでね…。
かっこいいところがほぼなく、万人受けする主人公じゃないけど、
すごく人間くさいところがとても良いです。

END4ではなかなかの鬱END。
そういうフラグはあったけど実際に見ると結構キますね。
END4からのEND5の演出良かった~。
もしかして王子がラスボス的なもの…!?
かと思ったら違った;

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