2013.05.06 (Mon)
お久しぶりなTYB。
初回プレイからいつの間にかこんなに月日が流れていました。
「TOKYOヤマノテBOYS DARK CHERRY DISC」フルコンプ感想です。
※ネタバレ注意

◆琉堂 イエス(CV:浪川 大輔)
他キャラはプリンセスプリンセスとまさにお姫様扱いで優しくしてくれるのですが、
イエスはツンツンしてましたね。
「うぜえ」が口癖だし「ぶっ殺す」などもよく言われました^///^
イエスルートはやはり「殺人鬼」との関係性が深く関わってきました。
拓海から「来栖恭平」について聞くことになるのですが、拓海の通っている学校のOBで
キャリアとしての出世よりも、六本木で悪事を働く若者たちの更生に奮闘していたそうです。
壊すことでしか人と繋がることができなかったイエス。
来栖恭平だけが一人の人間としてイエスと接したそうです。
殴って病院送りにしてもまた関わってきて、いつしかイエスも彼の影響からか
無駄なケンカはしないようになります。
イエスにとって大切な人になっていったんだね。
(イエスは認めないだろうけど)
全キャラルートにも関わるであろうTYBについてまとめると。
主人公の体内には殺人ウイルスの種(クルーピング・Ⅵ)が埋め込まれていて、
その種を埋め込んだのはプレジデントなんですよね。
HMプレイしましたが、そういえばそうだったなぁ。もう記憶がおぼろげ…。
プレジデント、ラスボスなんだっけ。
ウイルスの種を成長させる適性があったから主人公はプリンセスに選ばれ、
TYBとはクルーピング・Ⅵを完成させるために催された大会。
そして種は埋め込まれてから七日以内に成長させなければならず、TYBの期間も七日。
クルーピング・Ⅵの完成には『想い』が必要なのでまさにTYBはうってつけの場所。
何度も襲いかかってきた殺人鬼こそが、殺人ウイルスを殺すワクチン・キラ―ナイチンゲール。
人類滅亡を目論むLUVに対抗して作られたのですが、『人間』を『ワクチン』に変えるもの。
キラ―ナイチンゲールは自我が残らずただ殺すために動くロボットのようになってしまう。
そこに名乗りをあげたのが、多くの人間を救うために自らの命を差し出した若い刑事、
それが来栖恭平なのでした。
遊び心で仕掛けたトラップに伊織の妹・いつきがかかり、その拍子で薬品をかぶってしまい
一生を病院で過ごすことになってしまったという過去がありました。
自ら警察へ行くも、恭平の父親は警視総監でこの事件を隠滅。
さらにいつきの家族からいつきに会わせてもらえず。
誰にも許してもらえず、償うこともできない。
人一人の人生を台無しにしてしまった報いとして、自分の命よりも他人の命を優先し
罪を背負って生きていくことを決意し刑事となるのでした。
あああ…すごく重い展開になりました…。
多分そうなのだろうと思っていましたが、恭平が殺人鬼だったんですね。
イエスと伊織の姿が重なり、それからイエスと関わっていくことに。
主人公の言う通り、自分よりも他人のことを優先する生き方を送るあまり
自分でも気付かないうちに心身共に限界だったはず。
この選択をしたのは、恭平は救われたかったのかな、と…。
主人公を助けるには、キラーナイチンゲールの心臓の血が必要。
恭平と対峙し主人公は助かります。
おまえがいなくなったら……。
たぶん俺は耐えられねぇ。
だから……側にいろよ。
恭平がいなくなり心に穴が空いてしまったイエス。
主人公を選んだのに、と辛そうでした。。
真EDはどこか仄暗さがありますね。
イエスが「お前だけはいなくなるな」と主人公に縋っているようで…。
俺様なイエスに翻弄する恋愛EDもいいですけど、真EDもいいですね…*^^*

◆諸星 哲(CV:鳥海 浩輔)
頼れる江戸っ子お兄ちゃん。
五人兄弟の長男なのでさすがしっかりしてますね。
DC組の良心。他の2人が個性強過ぎる中、色々と治めてくれてる。
他2人はキャラ的には好きだけど、結婚したらお金には困らないけど
色々と苦労するだろうから主人公は哲と結婚するべきだと思う。
哲は代々宮大工の家系。なので幽霊が見えるのも、その家系から。
霊と通じあったりするときにぴょこぴょこ動く髪が可愛い。
しかしその性質から、小さい頃はいじめられていたらしい。
「それも含めて哲くん」だと、ありのままの哲を受け入れる主人公。
「いじめられて辛い思いをしたから、哲くんはあんなに優しいんじゃないかな」
主人公がいい子すぎて…
こういう気持ちになって哲のことをありのまま受けとめる主人公は天使。
哲ルートではプレジデントとマザーの関係性が明らかに。
2人は大学の専攻が同じで親しくなり付き合っていました。
やがてプレジデントは恒久平和実現機関『LUV』を作り上げる。
目的はクルーピング・Ⅵを用いた人類の浄化。
少しでもよこしまな思いを抱いている人間は死滅し、真に清らかな人間だけが生き残る。
マザーがプレジデントに頼まれ、ウイルス注入を受け入れるのですが完成せず。
発動の条件は真に愛され、愛している女性。
ここで彼が愛していたのは自分ではないと気づきます。
プレジデントに裏切られ、愛を知らないくせに真実の愛を語る彼が許せず、
夢を打ち砕くことを決めた、というわけでした。
「ずっと手を繋いでいて」と約束したのに簡単に手を離しちゃうプレジデント…。
でもこれでだいぶ真実が分かりました。
実は少し前に殺人鬼に襲われるのですが、主人公と哲がずっと手を離さない姿を見て、
マザーが主人公と哲を庇ったんですよね。
キラ―ナイチンゲールを作り上げたのもこういう過去があったからだったんですね…
プレジデントとマザーが救われるルートあるのかなぁ。
多くの人を巻き込んで苦しめてるので難しそうだけど。

◆濱田 慎之介(CV:諏訪部 順一)
公式サイトのSS『驟雨』が好きで、あんな感じでピュアピュアな
感じなのかなぁと期待してました。
まぁそれはEDで打ちのめされるのですがw
自分も社長だし金持ちなハマー。
何でもすぐに金を出して事を片付けようとするkzなところがあります。
そういえば泳ぐのが得意なんですよね。
しかし水着のチョイス…悠斗といいどうなってんの
「ハマー人間魚雷」というハマー得意の泳法があるのですが、これのWORDS解説を見ると
「とりあえず気持ち悪い。どうしようもなく気持ち悪い。ものすごく気持ち悪い」
スタッフw
主人公が若者に絡まれた時にハマーが豹変したのですが、
これがデビルハマー…!?
口調や表情も急に変わり、リュックから悪魔の翼らしきものまで。
絡んできた若者も、「目がイっちゃってる」と怯えて逃げて行きました。
本人自覚ないようだし大丈夫なのか…?
そしてTYBのお約束、殺人鬼に襲われると悠斗が颯爽と駆けつけてくれるわけですが。
ハマーは悠斗に殺人鬼をまかせサッサとずらかるw
よく聞いてください、濱田君。
実はプリンセス……彼女の身体には……。
ハニーちゃんの身体とか言っちゃイヤン!
イヤらしい!!
ピッ(電話を切る音)
悠斗がわざわざ電話をかけて主人公の身体に起きていることを
説明しようとするもすぐ切っちゃうし… 悠斗の説明聞かずにどうするの!?
悠斗の、人の話聞きなよ!!!
でもまぁハマーも調べ上げるんですよね。金持ってるんでね…
全部理解出来ているのか怪しいですが。
そしてその後の展開ですがね…
監☆禁キターーーー
菌の繁殖を止める特殊な成分を空気中に混ぜたという部屋に
主人公を閉じ込めます。
疑似太陽光も浴びせているので快適に過ごせてはいるようですが…
もうこれ完全にstkの部屋じゃん…
こんな部屋で一生過ごすとかね。怖い。
外に出る意味なんてないよね。
きみにはおれ様がすべてで、
おれ様にはきみがすべてなんだもん。
だって、きみはここから出れない。
だから、おれ以外を愛せない。
ふふっ、こんなに素敵な事はないよね。
これ完全にBADだよね…
確かに誰も苦しまないし事は治まってるけど歪んでるなぁ。
主人公も受け入れてしまってるし堕ちてしまってるっぽい。
これだから金持ってるヤンデレは危ないんだよ…。
プレジデントや殺人鬼も「あれ…?」って戸惑ってるんじゃないかとw
主人公と自分の手を手錠で繋ごうとして、(え)
普通に手を繋ごうと主人公が言うも戸惑って手を繋ぐことが出来なかった、
というシーンがあったのですが、可愛いな~^q^と思ってたのにこのEDとはやってくれる…
初回プレイから大分日にちが経ってしまいましたが、これにてフルコンプ!
個人的にはHMよりも面白かったです。
シークレットテイルの出方の速度など、HMよりも改良されているところが結構ありました。
HMは早過ぎて何が出たのかさっぱり分からなかったので;
ストーリーやシステム面でも良くなっていったのかな。
Rejet作品はTYBが初めてで、自分にはあまり合わないかなー?と
思っていたのですがこうしてフルコンプしてみるとなかなか楽しめた作品でした。
やっぱり続けてやらないとね…^^;
BWSも積んでるのでこの調子でやりたいところ。