2013.03.15 (Fri)
対応機種:PC
ジャンル:女性向けAVG
メーカー:Operetta Due
レイティング:18禁
キャスト
トーヤ:皇帝
ノール:紫原遥
スレン:堀川忍
ナラン:紀之
ルジ:佐和真中
セフ:小田桐ヒョーマ

※18禁乙女ゲーム・ネタバレ注意
◇ストーリー
それは不治の病“腐死”により、女性が激減した大陸での一幕。
南方の国“ルス”で生きる少女ナァラは、北方の国“ナスラ”に
母を奪われ、幼くして肉親を失ってしまう。
途方に暮れた彼女を支えたのは「兄」とも慕う、幼馴染の次期国王、オーリだった。
そんな悪夢のような夜から数年後。
ナァラは国王一家に養女として迎い入れられ、オーリの許嫁として
過ごす日々に安寧を感じ始めていたが……
再び襲いくる悪夢ーーー女を奪うナスラの大軍を前に、決断の時が迫る。
掴むのは従属の未来か、それとも……
総合評価:★★★★☆ |
“腐死”という女性にだけ感染性が高いため、女性の数が激減し、
女性の略奪が横行している大陸。
主人公もナスラ軍に攫われるところから物語は始まる。
女性の数が少ないので、どんどん人口が減っていく。
結婚して子供が出来れば、また他の男へ嫁ぎ子供を作らなければならないなど、
無理やり攫っておいて女性の人権無視な法律がある。
国にとってはその方が都合がいいんだろうけど、女性は子供を産む道具扱いで許せん。
ナスラが必死な割には女性の差別が多くて残念だったな~
主人公のナァラもただ黙っているのではなく自ら行動し、ナスラの国の方針、
腐死の解明に尽力する行動派主人公。
見た目が好みなのはオーリ、ムル、バル。
1人は親友のお相手だし、攻略対象外ばかり好みなんだよな…。
メインは、トーヤ、スレン、ノールの3人。他はメインルートから派生します。
楽しみにしていたのと、評価も高かったので、期待してプレイ。
女性の数が少ない世界が舞台…すごく美味しい設定。
ア○顔もあったり、スチル、文章表現が少し男性向けを感じるところがあった。
面白かったし概ね満足なのですが、もう一声欲しかったかもしれない。
もっと泥沼展開描くこと出来たはず!とOperetta通信Vol.31を見たら超絶好みなSSを発見。
『越えざるは紅い花』四周年記念SS2のルジが最高なんですよ…。
まだ読んでいない方は絶対読んだ方がいいです。
この救いが見えないドロドロ展開堪らないですね。
色々配慮した形になったのだと思いますが、これ本編で入れて欲しかったな~
そうしたらルジ推しになってたかもしれない…(笑)
以下キャラクター個別感想↓
トーヤ
メインヒーロー王道の展開(実は小さい頃に会っていた)もあり、ハッピーエンドは王道的。
ナァラを連れ去った本人だけど、大陸全土の為にそうしなぜるを得なかった為だし、
王自ら腐死やその薬について研究したり、女性を守る法を定めたりと姿勢は好印象。
最後はBEST、BAD共にオーリが可哀想だったな…。
あと皇帝さんの病んだ演技はさすがです。
スレン
俺様で出会いからスレンの嫁になるのも最悪な所から始まります。
女は~と女性に対して卑下発言だし、ますます印象が悪い。
でも未来の花嫁のために部屋や家具などを事前に用意してたりとまさかの愛妻家。
最後はナァラにベタ惚れだし共に武芸に長けているし、
恋仲だけではなく一番波長が合っている2人だと思いました。
ノール
文鎮の人ですね。
それ以外にもなかなか変態的なプレイばかり。。
なのに「貴方を愛する心を奪ってください」って何だよ~;;
しかし最後はノール√で登場するエスタに持っていかれる。
ルジ
見た目も性格も好青年。
絶対何か裏あるだろ…と疑ってたけど本当に最後まで好青年だった…。
トーヤ派生なので、ナァラは王の妃となっており、最後は駆け落ちみたいな事に。
トーヤの助けもあっての事だけどやっぱり表立って付き合う事は出来ないのか…。
けど友人3人組全員、パートナーと結ばれるし一番平和的。
ナラン
スレンの弟分。
姐さんともあって最初からナァラに好意的。
望んだことではないとはいえ、スレンと結婚しているので、
ナランとの距離が段々と近づいていくのは背徳。
立場上、仕方ないけど結ばれるのに時間がかかった2人。
よく我慢したなナラン…。
セフ
反対派大臣の息子。
ノール派生から。ノールとの離縁が案外あっさりだったことに拍子抜け。
セフがなかなかにいい男だった。情報公開時、髭汚ない髪型ダサいとか言ってごめんなさい…。
年齢的に余裕がある大人の接し方で安心。
サブキャラ
エスタ
エスタ√欲しくなるに決まってるだろうう;どうやらそれは移植先であるようだけど切ない。
あの文鎮野郎許せねえ……
ウル
一途にナァラを慕っているいる美少女系ショタ。ウルENDありますよ。
アレな展開はないけど成長したら…?と期待。
今やPSPに移植され、Vitaにも移植決定されたんですね。
ジギ(CV:柿原徹也)という新キャラも登場してるし、月日が流れるのは早い…。
どの機種でもレビュー評価が高いし、これからも何か展開あるのかな。