嬉々日記

三国恋戦記~オトメの兵法!~ 【雲長】

2012.12.05 (Wed)

仲謀√をプレイしたのですが思っていた通り良くて、正直仲謀の
ことしか考えてないですw雲長√感想なのに;
公式で「謝謝楽恋盤(仮)」のアンケートが始まりましたね。
僭越ながら私もアンケートに答えさせて頂きました^^
続編的なものを考えているのかな…。


◆雲長(CV:櫻井孝宏)
※ネタバレ注意



個人的に雲長√は玄徳軍の最後にプレイして正解でした。
今までの√とは少し毛色が違っていましたね。

最初の2つの選択肢の後に、ある人物とぶつかり眼鏡を拾います。
ぶつかった相手の声が櫻井さんなので、何となーく展開が読めてしまいそうですが^^;
ネタばれをしてしまいますと、雲長は花ちゃんと同じく現代からこの世界に来た人物でした。
どこでどんなふうに暮らしていたのか、本を手に入れたのかは覚えてないそうです。
それと雲長の部屋の前で待っていると雲長が睨みながらやって来る場面がありまして。
いや、睨んでるというか目を細めていたんですが^^;
普段支障が出るほどではないけど、少し目が悪いそうです。
そこで図書館で拾った眼鏡を雲長に貸すことに。
このシーン、最後に重要な役割を果たすんですよね。
この時代、目が悪いと不便そうだよねぁ。


この世界へ来て倒れていた雲長を助けてくれた『関雲長』が本物の雲長。
現代の名前は覚えてないが、この世界でもらった名は『長生』。

そして雲長の賊退治に付き合っているうちに、本の使い方を覚えたそうです。
まさに玄徳に拾われた花ちゃんと全く同じですね。
本が消えるのと同時に本物の雲長も消えてしまい、自分が周囲から『雲長』として
認識されるようになったということでした。
雲長は自らこの世界の『駒』となり、死んでからもまたよく似た別の世界、パラレルワールドで
同じように一生を過ごさなければならないことになったそうです。
どんなに手を尽くしても帰ることはできず、元いた世界へ帰ることを諦めている雲長。


もう、あきらめたいんだ、、俺は

この世界に来てから、何年経ったと思う。
死の苦痛よりも、終わりのない生の虚しさのほうがつらい



助けたいという気持ちは同情心、話すべきではなかったと言われ胸を痛める花ちゃん。
雲長を助けたいけど、本人がそれを望んでない。
これは困った…本人にこう言われちゃ、ね…。
しかし苦しそうな姿を見て聞いて、ほって置くこともできない。
このことを芙蓉姫に相談するのですが、返答がめっちゃ男前^^


……暗い上に臆病ね、その相手
まだどうなるかわからないことを、叶わないって決め付けて恐れているんでしょう?
そんなの、いざ望みが絶たれたときに残念がればいいだけの話じゃない
私なら、そんな人の言うことなんか放っておくわ。
聞いても何も進まないし、いらいらするだけだもの



さらに「自分が助けたいのなら、自分のやりたいようにやればいいんじゃない?」と
言われます。ほ、惚れる…///
カッコ良すぎるよ、芙蓉姫…!

仲謀軍からの使者の派遣という要請を断ったことで、仲謀軍は孟徳軍につき戦いが始まります。
追い詰められ、雲長自ら囮になり部下や花ちゃんを逃がそうとします。
しかし雲長の代わりに囮になって仲謀軍へと行き、捕まってしまうのですが、
敵兵に変装した雲長に助け出されます。
そして雲長が実は少しずつ記憶が戻っていたことが分かります。
祖父や父親が厳格で雲長もお兄さんも祖父が望む道へ進む事が求められた。
兄は優秀で、祖父達の自慢だったけど雲長は一度中学受験を失敗してしまい
祖父達から軽蔑されるように。
次で失敗すれば後はないと言われ、義務を果たせない自分は存在価値も、
生きる価値もまいと言われたような気がしたそうです…。
そんな時にこの本を見つけ、三国志の関羽が好きだった雲長は一緒に
戦って彼が死ぬ歴史を変えたいと願い、この世界に渡っていました。
押しつけられるだけの現実から逃げたくて、この世界に残ろうとしていた雲長。
色んなものを与えられて、守られ恵まれていたことに気づいてなかった。
幻滅しただろう、と問われた後の花ちゃんの言葉が素敵で…!


雲長さんは……、弱い人だと思います

私だって、同じです。
この世界に来たときは、何もわかっていませんでした
どうして私がこんな目にあわなくちゃいけないんだろうって、思ったりしました
雲長さんの弱さは、逃げたことじゃないです。
そこから、また諦めようとしたこと、です



うーん重い深い素敵。
雲長と同じく現代からこの世界へ来てしまった花ちゃんだから言えた言葉だと思います。
あと雲長も意外と(いい意味で)弱い人でびっくり。
完璧な武人ではないですが、こっちの方が人間くさくていいですね。
どんな人物も何かを抱えているんですよね…。


俺は、すべてを諦めることで、また逃げようとしていたんだ
でも、お前のおかげで、前に進むことができた
自分には資格がないと思いながらも、
お前に惹かれていく気持ちを抑えることができなかった

お前が好きだ

もう、この感情からも逃げないと決めた
お前は……俺がこの何度も繰り返す生の中で見つけた、唯一の光だ



やっと聞けた告白!!!
いいですね、このシーン。2人の想いがようやく繋がります。
だいぶ後半での告白でしたが全く気にならない。
むしろこれでいい。これはやはり雲長√が深いからかな。
その後2人は玄徳軍に別れを告げ、また会うことを誓い合います。


……元の世界に戻っても、一緒にいられますか?
……わからない
でも、必ずお前を探す。どこにいても、どんな姿でも、
どれだけ時間がかかっても、見つけだす

……待ってます
(きっと、会える。会いたいって願い続ける)


一緒に帰ろう
はい 
絶対に、また、会えますよね?

……ああ、必ず会える
お前がいない世界など考えられない。
お前がいなければ、俺は自分自身でいられないんだ
お前のそばだけが、俺の生きる、居場所だと思える
だから……、待っていてくれるか?

は、い

どこにいても、どれだけ離れていようとも、お前だけを想い続ける
この想いだけは、いつまでもお前と共に在る
お前を……愛してる

(想いはいつでもここにある……)
(物語を終わりにしよう)
(長かった、雲長さんの物語を……)





長い物語が終わり、新しい物語へ…
夕日をバックに情熱的な告白だな~^^台詞も素敵です。
そしてエンディングでは現代に戻り、花ちゃんのクラスに『長岡広生』という人物が
転校して来ます。
記憶が無くなっていたのですが冒頭の眼鏡の同じ会話をして記憶が蘇ります。
親を説得して花ちゃんの学校へ転校。実は花ちゃんと同い年だったんですね。
それにしても精神年齢高い17歳だなぁ…
長髪の雲長を見慣れてるからか短髪の長岡くんを見ると変な感じ^^;
雲長√は恋戦記では珍しく残留EDではないんですね。
本と駒の謎にも触れるからか他√とはまた違っていて、面白かったです。
まぁでも結局本については肝心なところは明かされてはいないんですよね。
そこのところはご想像にお任せします的な^^?
とはいえこの飽きさせない作りはいいな~





今さらですが恋戦記の主題歌やBGM良いですよね~。
サントラいいな…。