2012.09.12 (Wed)
◆あらすじ
―駒を進めし者 志成すまで自らも駒と化す―
平凡な毎日を送る女子高生・山田花は、まだ恋を知らない女の子。
ある日、課題レポートのために図書館で“三国志”について調べているうちに、
兵士のような駒が入っている不思議な本を見つける。
興味本位に駒を動かしているうちに何故か文字が変化して……!?
突然真っ白な光りが現れ、花は意識を失った。
―そして、次に目覚めた時に立っていたのは見たこともない森の中。
でも、なんだかさきまで調べていた“三国志”に似た世界……。
「うそ、ここってどこ?なんで携帯が通じないの?」
何が何だかわからないまま呆然としている花の前に現れた、謎めいた男。
“孔明”と名乗るその男の言うままに、“玄徳”という武将の元に身を寄せた花は、
どういうわけかその場の成り行きで“孔明”の弟子だと勘違いされてしまう。
そして世に知られた賢人だという“孔明”の代理ならばと、
なんといきなり兵を率いる羽目に!
「こんな小娘に」とばかりの武人たちの刺さるよな視線を浴び身を縮める花だったが、
しっかり持っていた“不思議な本”の力で、何とか初陣での勝利を収めることができた。
だが、ほっとしたのも束の間、新たな難敵が立ちはだかる。
こうして花は、戦国の世の勢力争いの渦中に巻き込まれていくのだった―――。
PC、PS2版と発売され、PSPに移植されるのをずっと待っていました。
やっとプレイできる!と歓喜^^
ノーマル√に対して乙女ゲーは恋愛要素がないとちょっと盛り上がりに欠けるよね、と
思っていましたが、恋戦記は違いました。すごく見入った√。
ノーマル√なのでもちろん誰とも恋愛関係になりません。
自分がこの世界に来た意味を考え、戦いを無くすために軍師として奮闘する物語でした。
現代に戻りそうになり、黄巾党の反乱があった時代へ飛んでしまう。
そこで亮という少年と出会います。
この亮という少年は孔明なんですよね。名前で
実は過去に飛ばされた時に出会っていました。しかし現在の孔明とは別人^^;
過去に出会っいたことで、主人公を弟子にすることへと繋がっていくんですね。
詳しくは孔明√で分かるのかな。
さらにノーマル√で欠かせない人物は晏而、季翔の2人。
いい味を出しているサブキャラ達です。
太平道の指導者・張宝のもと、この2人の力を借りて奮闘する花ちゃん。
最初絡まれるような登場だったので、不良1とその2みたいな
ただのモブキャラかと思いましたが、花の作戦に手を貸してくれる重要人物。
晏而は貧しい農家の生まれで、働いても働いても、官吏が至福を肥やして来たので、官吏嫌い。
そこに現れた張宝に希望を持ったそうです。
最初は怪しまれていましたが、黄巾党の反乱を成功させると、
花ちゃんのことも信用してくれるようになります。
晏而との会話が実に印象深い…
今更疑うも何もねえよ。
最初から嘘か本当かはどうでもいいんだからな
あんたの言葉のために戦う
たった1人で異世界へ来て奮闘してきた花ちゃんにとって、
すごく嬉しい言葉だったのではないかと。
こういう言葉に救われる…
そしてさらに続く会話が…!
なあ、洛陽が落ちたら――
…?落ちたら、なんですか?
……――いや
あんたみたいな女が傍にいてくれるなら、この世も悪くねえと思える気がすんだよ。
あんたの語る未来は光だ
いやー、サブキャラにドキッとさせられるとは…
「落ちたら――」のあと、何を言おうとしたの><
こんな風に言われたら、ドキッとさせざるを得ない…
そして飛ばされる前の時代へ戻った時に再会します。
過去で会ったキャラと数年後に再会する展開いいですね~
歳を取ってないことに驚いてました。そりゃあ、驚くよねw
再会した時代では、晏而はすでに妻子持ち。
相変わらず女癖悪いけど、何だかんだいいお父さんをやっているようです。
あの会話があっただけに、切なさもありますが、幸せそうな家庭を築いていて良かった。
しかし、子ども達の「おとーうわき?」「おとーまた吊るされる?」発言。
吊るされたの…?もう所帯持ちなんだから、しっかりしないとね。
でもそこは晏而。
花ちゃんに力を貸すという約束を覚えていてくれて、献帝を連れ出すために力を貸してくれます。
恋人や夫にはしたくないけど、いい男だな。
そして役目を終えた今、元いた世界へ帰る時が近づきます。
最初はどうしてこの世界に来たか分からなかったんですけど、
多分戦いをなくすためだったんです
自分で考えて出た結論。カッコいい…
何度も退けてきたので、孟徳は花ちゃんを警戒。
自分と本がいなくなったら、孟徳はまた戦いを仕掛けてくるのかもしれない。
そこで孟徳に警戒されるような去り方をするんですよね。
帰るけどまた争いが始まったら戻ってくる、と匂わす去り方で現代へ戻ります。
元の世界へ戻るEDと軍師として残るEDがあるのですが、
やはり元の世界へ戻るEDの方が、印象に残りましたね。
帰った花ちゃんは記憶が無くなるのですが、三国世界の人達は花ちゃんのことを覚えていました。
切ないですが、みんなが覚えていてくれて良かった…
重要官職は玄徳・孟徳・仲謀のそれぞれの配下から選ばれ、
大きく三つに分かれた勢力はその均等を保ち、
以後五十年あまり大きな戦いのない時代が続いた。
三国が均衡な力関係になり、戦いのない時代が続いた。
軍師として奮闘し、花ちゃんの願いが叶ったんですね。
そういえば献帝を救い出そうとした際、文若が見逃してくれたんですよね…。
その後文若は自害。公瑾も負っていた傷が原因で亡くなるし…。
しかし、公瑾と文若もが亡くなるとは…
孟徳や仲謀が意味深なことを言っていたのですが、おそらく各々√で分かるんですよね。
早く他キャラ√プレイしたい><
EDでは現代に帰還した後、晏而が子ども達に道士様の奮闘により、
平和な世の中になったことを話しているんですよね。
軍師として力を発揮した√。
ちょっと切なくもあるEDなのですが、いい終わり方でした!