嬉々日記

ワンド オブ フォーチュン ポータブル 【エスト】感想

2012.04.30 (Mon)

エストを生み出してくれてありがとう。この一言に尽きます。
第一印象から貴方に決めてました。


◆エスト(CV:入野 自由)
14歳
属性は闇。魔法媒介は「魔導書」。
年齢に見合わない魔力を秘めた天才少年だが、大の人嫌い。
常に魔導書を携帯している。

※ネタバレ注意



14歳で天才と言われ強い魔力を持っており、常に人を寄せ付けようとせず拒絶する。
上記のエストの紹介文全部に、ちゃんと意味がありました。

人を寄せ付けようとしなかったエストですが、ルルだけは特別な存在になっていきます。
ルルの言動や行動に真っ赤になったり、ツンデレなエストがデレていく姿は可愛かったですね。
というか、この2人が可愛すぎるんだよおお

ルルのお母さんから、星型に抜かれた色とりどりのクッキー【ぴかぴかクッキー】が届きます。
そこへエストが通りかかり、お菓子作りが上手なルルのお母さんが
野菜嫌いだったルルのために、クッキーに野菜を練り込んだおかげで
食べられるようになった~みたいなことと家族のことを10分間しゃべりまくるルル。
それをエストは黙って聞いてくれるんですよ!
まぁ、聞かされていると言った方が正しいかも^^;
エストの家族の話になるのですが、「ほとんど会ったことがなく、
顔も忘れかけているしエストにとっては実質いないようなもの」と話すエスト。
寂しくなかったのかと聞くと、「最初からいないと思えば、これが普通だと思うようになる」。
家族がいないのが普通だと思っている
ルルはエストの頭を撫でてあげるんです!!

エストは偉いね
…………え?
……な、何を……?

うん、頑張ったときにはね、こうやってほめてもらうものだから
エストは強いから一人でも頑張ってこれたんだろうけど。
たまにはちゃんとほめてもらわなきゃダメ。だよね?
お父さんのぶんも、お母さんのぶんも、全部まとめて、私がいっぱいほめてあげるね!

子ども扱いしないでくれますか。なんというか、その……
……不本意です


文句を言いつつ大人しく撫でられているエスト。
頬染めちゃってるし、可愛すぎるだろー(´□`)!!
もしかしたら、こんなふうに頭を撫でられ褒めてもらうのって初めてなんじゃないかと思います。
エストからしたらそりゃあもう、ね。
食欲がないので夕食は食べないというエストにクッキーを(半ば無理やり)わけてあげることに。
文句を言いながらも受けとって、しげしげとクッキーを眺めるエスト。(可愛い)

あなたは幸せな家庭で育ったんですね。
僕とはあまりにも違いすぎて、話していて戸惑うことばかりです。
僕はあなたに無いものを持っているかもしれないけど、あなたも僕に無い物を持っている
そしてそれは、容易に交換したりできるものじゃない

??
……いずれ、あなたにもわかりますよ。
どんなに頑張っても得られないものが、この世にはあるんだってことが



前半はほのぼのしてたのに…。
「魔法というのはルルが思っているような優しいだけの力じゃない、
変な理想を持ち続けるくらいなら、魔法から手を引いた方がいい」と
後日言われるし、魔法に対して良くない感情を抱いているエスト。
嫌いというか憎んでいるような。
属性も【闇】だしこれは絶対何かある!!とウキウキしてしまったw
魔法に関して何かあるんですよね。
ここまで突き放すようなツンツン態度をとっているエストですが、
不思議な絵のシーンではデレるっ///
自分が一番に想っている人の絵に変わる【不思議な絵】にエストが
映ってしまったところをばっちりエストに見られます。恥ずかしがるルル。

ルル。あなたが恥じる理由はなんとなくわかりますが、
そのまま黙っていられると少し困ります

え……?
その、どう反応すればいいのか。僕もその件に関しては驚いていますし、
上手なリアクションが取れません

そ、そうなの……?
自分でも戸惑うくらいです。
こんな複雑な感情はそう何度も抱くものではありませんから……

じゃあ、私と一緒かな。こんなに恥ずかしかったのは、私も始めてだもの……
……そんなことを言われても、今日はなおさら対応に悩みます
あなたは僕をどうしたいんですか?あまり動揺させないでください…… 



そしてそのまま黙りこむ2人…。
見てるこっちが恥ずかしい(´□`)))!!
でもめっちゃ可愛いよこの2人可愛いよ。
もう2人付き合っちゃいなよ~ニヤニヤプレイ。

マシューからエストが時々、夜になると寮から抜け出していることを聞きます。
抜け出して何をしているのか分からないけど、夜抜け出した日の
翌日のエストはすごく疲れた顔をしているらしいです。
あのエストが夜抜け出して何してるんだろ?と心配。
門限の時間になっても帰らないエストを探し、苦しそうに呪文をつぶやき、
体に鎖が絡まっているエストの姿が!
そして一瞬、エストの顔にイレズミのようなものが浮き上がります。
何をしていたのか聞いても、「新しい魔法を試していただけ」と明らかにはぐらかすんですよね…。
笑いながらバレテて先生に怒られるのは困るので、黙っていてほしいと
言われるのですが、いつもなら怒るはずなのに怒らないで笑顔で親切に説明してくれる。
今のエストは普段のエストと違うことに違和感を持つルル。
感じたことを正直に伝えると、

……別に冷たくしたいわけじゃない。
必要があるから、そうしているだけです。


と悲しそうな笑顔…。
さらに、

忘れて下さい。ここでのことも、今の言動も
そうすれば、明日からはまた、いつも通りの僕ですから…………


忘れるなんて無理…。
何かできることはないかと聞いても、「ルルにできること今すぐ
ここから立ち去って1人にしてくれることだけ」と言われてしまい、
1人で帰ることになるのですがここが切なくて…。
エストはいつも自分のことを隠そうとする。
魔法が上手なのに魔法を見つめる目が他の人と違う。
その理由が知りたいのにエストは応えてくれない。
エストのことを想うルルの心中が本当に切ない…。
自分とルルの道が交わらないと決めつけて、ルルを遠ざけようとしているんですね。
そんなエストの本当の気持ちが知りたいと思うルル。
このままギスギスになっちゃうの…?と思いましたが、エストに湖に誘われます!
しかしルルに対して冷たい態度をとり、ルルを置いて立ち去ってしまうエスト。
仲よくしたいのに上手くいかず、ルルは悲しくなって泣いてしまいます。
ああ…ルル泣いちゃったじゃんか。エスト戻って来て!!
でもいつの間にか近くに誰かの気配。
目を開けて隣を見ると、そこにはエストが!!

別にあなたのことを気にして、戻ってきたわけじゃありません

うそー。ルルが心配になって戻ってきたんでしょー(・∀・)!?
相変わらず素直じゃないなぁ!
ルルが落ち着くまでずっと傍にいてくれ、大人げなかったとちゃんと謝ってくれます。
良かった!ちゃんと仲直りできて。
結局エストはルルに最期まで拒絶することはできなかったんですね。

そして最終試験でエストの正体が明らかに。
最終試験はミルス・クレアに今起きている【異変】を解決し、原因となったものを回収すること。
エストの最終試験では、闇の霧を追うことになります。
霧をおびき寄せて、封印または浄化するために必要な道具を集めるのですが、
それが全部光属性のアイテム。
闇属性なのに何で?と思いましたが、どうやらルルが光の結界を張り、
周囲に被害が出ないようにするためのものらしいです。なるほどね~
ですが始める前にエストから、「たとえ何が起きても、絶対に結界を死守し、
決してその場を動かないように」と言われるのですが、さらに

あなたがそこを動いたら……大事なものが守れなくなってしまいますから

魔力で闇の霧をおびき寄せたあと、エストは闇の霧に取り込まれてしまいます。
その後ルルが闇の霧に飲み込まれずに済んだのは、周りの被害を
抑えるのに光の結界を張っていたからだったということが分かります。
しかもその結界は被害軽減というより術者を守るための術式だったそうです。
結界を張るように言ったのは、ルルを守るため…
そしてエストの「あなたがそこを動いたら……大事なものが
守れなくなってしまいますから」の大事なものって学校じゃなくて、ルルのことだったんですね。

先生たちのところへ行くも、アクシデントも試験のうち、
ルルが解決することに意味がある、と言われてしまいます。
ですがヴァニア先生から【古代種の指輪】をもらいます。
エストを取り戻すためには、エストが行った魔法をルルが再現すること。
しかしルルとエストには魔力の差があり過ぎるので、これでエストと
同等の魔力が一時的に使えるようになるらしいです。

……あたくし、恋する女の子の味方ですの。
頭の固い愚兄とはそこが違うのですわ


【狂信派】というヒントもくれるし、ヴァニア先生ありがとう!!
いい先生ですね…。

この"狂信派"という言葉はエストにとって重要な関わりを持っていました。
狂信派とは、ファタ・モルナガと袂を分かった古代種の一派のことで、
目的は、古代種の尊厳を取り戻すことと、堕落した魔法使いの粛清。
そして彼らの最終目標は、限りなく古代種に近い人間になること。
魔法はもともと古代種のものなので、人間が使うことに強い嫌悪感を抱いているようです。
そして優れた狂信派である魔法使いである両親を持つエストは、
生まれながらにして【特別】な素質を持っていました。
しかしそのせいで狂信派の長老達から目を付けられ、エストを素材に
実験して限りなく古代種に近い存在を完成させようとする。
そしてエストは狂信派の最高傑作、擬似古代種として育て上げられたのでした。
刻印も実験で植えつけられたもので、律が刻まれ媒介・呪文を必要とせずに
魔法を使うことができる。
しかし反動も大きいので、普段は魔導書を媒介に封印しているそうです。
ルルや人を避けていたのはこの秘密を隠すためだったんですね。
もしかして手袋やタイツは、肌を隠すため?
ミルス・クレアに入学したのも狂信派の長老からの命令。
古代種であるイヴァン先生とヴァニア先生に自分たちの最高傑作を見せつけたかったそうです。
エストの過去っても重い…。
エストの両親も喜んで狂信派に差し出したようだし、両親も狂信派ならこうなってしまうのか…。

闇の霧の中へルルも行きエストに何度、一緒に帰ろうと言ってもエストは答えてくれない。
エストが元の世界へ戻る気がないと悟り、答えてくれないなら動かないと涙を滲ませるルル。

……あなたにとって、元の世界は、皆の待っている世界。
そして、未来に希望が持てる世界だ
……だけど外の世界に僕の未来はない。
僕と一緒にいるということは、僕と一緒に闇に堕ちるということに他ならない
……あなたには言えますか。未来を捨てて、友を捨てて、夢を捨てて、
僕だけを選ぶと言えるんですか


……私……は……

……あなたにはできない。
それ以上に、僕自身、そんな選択をするあなたを見たくない……
……だから、お願いです。僕の言うことを聞いて。――――ルル。


ここはホント切ない…!
エストの過去と秘密を知ってからこれを聞くと、この時のエストの
思いを考えてしまいます。
この力で誰かを傷つけるかもしれないと、エストはこのまま
闇の中にとどまることを決めたりとかね…。
そしてこのルルの独白……

エストが一言、一緒にいようって言ってくれればひょっとしたら
私は全てを捨てる事が出来たかもしれない。
誰よりも一緒に居たいと願う相手が、誰よりも一緒にいることを望まないなんて


実はこの台詞を見たとき、おお?となったんですよね。
というのは、今までルルはエストが迷惑そうにしても関係なくエストに踏み込んでいったので。
ルルってこういうことを考えられる子だったんだな、と。
こう言うとちょっと酷いけどw

さようなら、ルル。
かつての僕と同じ、無属性の女の子


エストがミルス・クレアの入り口を開き、ルルを戻そうとし、
自分はとどまるつもりでいる時のエストの台詞なのですが、切ない…。
もうエストが何か言うたびに切ないw
エストもルルと同じ無属性だったんですね。
度重なる実験で闇属性になったということでしょうか。
その後ヴァニア先生からもらった指輪のおかげもあって、
無事にエストと元の世界へ戻ることができました。
エストを無理矢理、元の世界に連れ戻したんですけどね^^

エピローグでは湖のほとりに来ていました。
ルルとエストが初めて出会った場所へ。2人にとって思い出の場所。
エストの刻印が消えたわけでもないし、狂信派の問題が解決したわけではないんですよね。
これはFDまたは2へ続くということですね。
エストも少しだけ足掻いてみると。
おお!何も解決してはいませんが、一歩前進しましたね。

そしてルルはエストから女の子的にものすごく大事なあの言葉を言われてないことに気付きます。
でもって分かってるくせに、エストははぐらかして言ってくれないんですよ。
恥ずかしがって、去ろうとしちゃうし。
そんなエストにルルは後ろから抱きつき、言わせようとしますw

ねえねえねえねえ!言われてない!
そんなこと今更でしょう……!
そんな言葉でごまかされない!
……わかりきった答えを、どうしても聞きたいんですか?
聞きたい!
……もし仮に、聞いたら呪いが掛かるとかいう副作用があっても?
一生離れられなくなる呪いなら、いいよ?
っ……!
ああもうわかりました、好きですよ好き!
これでいいんでしょう!?



素直じゃないなあ……

……大きなお世話です


エストのツンデレ好きだーー!
2人とも可愛すぎるだろうーー!?
ホント、幸せなENDで良かった。
エストは幸せになるべきだよ…
エストにはルルがいなきゃダメなんだよ!!
ワンドファンの方が言っていたこの言葉の意味が、ちゃんと分かりました。
うんうん確かに。
ショタには興味なかったけど、エストなら大歓迎w
まぁ精神的にすごく大人ですもんね。
ルルと同じ位の身長、ショーパンにサスペンダー。たまらんですな。

エストクリアCGはパジャマ姿のエスト。寝起きですね。
これのCGコメントが可愛いのなんのって…
ベターカードコンプのCGもすごく良かったです!!


よーし、ターゲット確認!
ねえ、あいつでいいんだよね?

怖いなら俺の後ろにでも隠れてなよ。
その代わり……、もし邪魔なんてしたら
あんたの心臓に穴空くよ。わかった?


撃ち抜いてくれえええ
背中に「POLICE」と書かれてる…(興奮