嬉々日記

「BROTHERS CONFLICT 4巻」感想

2012.03.11 (Sun)
BROTHERS CONFLICT 4 (シルフコミックス 27-4)
水野 隆志
アスキー・メディアワークス


重苦しいのは3巻の比じゃない。

ざっくり感想です。※ネタばれ注意辛口です。


3巻の感想はコチラから
久しぶりに日本に帰ってきて日本情緒に浸りたいという
光の頼みでお花見をすることに。

風斗と祈織は無事に受験が終わったらしく、
祈織は第一志望だった城智大学、風斗も希望の高校に受かったそう。
どこに受かったのかと聞いても、
『ヒ・ミ・ツ』と微笑んで教えてくれない。
最近の要は祈織のことで少し疲れている模様。
詳しくは↑の記事で。

お花見当日。
ジュリが最高級の牛肉の上を縦横無尽に駆け回ったおかげで、肉がない花見重。
侑介が不満を言い、弥も「お肉たべたーい」と言ったため、
主人公が「何か買ってくる」と言い出る。
「買い物なら自分が行く」という雅臣を押し止め、一人で行こうとする。
そこへ昴が「……俺も一緒に行く」


「昴?」

「すばちゃん……?」
椿
「……何それ?」
侑介
「すば兄……?」

みんな驚き過ぎだw
春にバスケの公式戦があるので、主人公に見にきてほしいと頼む昴。
さすがの主人公も昴の真剣な態度を見て、簡単に答えていいとは思えず、
すぐには返答できない。
「おまえの前で……勝ちたいんだ」
「……頼む」

と主人公の両肩を掴んでもう一度頼む。
主人公は昴の込められた気持ちに引き込まれるかのように「はい」と頷く。
「……ありがとう」と主人公を抱きしめる昴。
思わず抱きしめちゃったようだけど、昴ってば結構大胆だね…。
こんな頼みかたされたら、断れないね…。

そして琉生に桜の花で髪をアレンジしてもらう。
戻ると梓が髪型を褒めてくれる。
「今さらだけど、そういう華やかな髪形、似合うんだね。……ふふっ、驚いた」
「椿が夢中になる理由、ちょっとわかったような気がするな」


おお!言うじゃないですか、梓さん。
でもあなたもそのうち夢中になるんでしょー(ノ∀`)

「やあ、お待たせ」
来ましたよ、ついに祈織さま登場です。
バイトが長引いてしまったようだけど、
「まだ待っていてくれてうれしいよ。……さあ、行こう」
主人公の手を取って歩き出そうとする。

ひー行きたくない!w怖いよ…
出てきてすぐこんなに恐怖を感じさせるとは。
そんな祈織を止める要。

「なんで、僕が要兄さんと花見をしないといけないのかな?」
「俺たちは、家族だからな。だろ?」
「確かに血はつながっているね」
「でも、それって、何か意味があるの?」


もうなんなんだ…。怖いよ;
そして光に連れられて、その場を離れることに。
「要に任せておけば、祈織は大丈夫」と言う光。
光はなにか知ってるのかな?

無理して平気を装う主人公に、
「なるほど、確かに、わかるな」
「あんたが、ウチの男どもをみんな、とりこにしちゃった理由」

私にはあまり分かりません←
部屋に入り憂う主人公。



めっちゃ可愛ぇえ!!やっぱ分かる。←
これじゃあ兄弟衝突も起こるかw

夕食後のリビングにて。
祈織が帰宅。琉生のお店で髪を切って来たそうです。
結構雰囲気が変わってます。
主人公にまっすぐ視線を向けて
「あ、いてくれたんだね」
不安そうに髪形のことを聞く。
ざわ…

突然主人公に英語は得意か聞く祈織。
「今年は君が受験生でしょ。
城智は英語の配点が高いからね」

ざわざわ…
これって「君が僕と同じ大学に行くのは当たり前だよね」ってことだよね…?
そして主人公と2人で勉強する約束をし、
侑介が自分も受験生なので、一緒にいいか、と聞いたのに無視して出ていく。
…これはヤバいぞ。。
主人公しか見えてない感じ。
本当に心配になってきたw

陽出高校の入学式の日。
タクシーからひらりと風斗参上。
主人公と侑介の同じ高校に入学したそうです。
まぁ薄々分かっていたけれども。

式が始まり、桜の樹の下で寝ている風斗を見つける主人公。
まぁ寝たふりでからかわれるんですけどね。
式がつまんないから抜け出てきたそう。
主人公を桜の樹に押しつけ、迫り迫り。
風斗くんやりたい放題ですね^^
身動きがとれず立ち尽くす主人公。

バスケの試合を見に来た主人公は棗と遭遇。
昴がなぜ主人公を誘ったのか不審に思う棗。
なに、昴もなんかあるの…?
昴は明慈大学に通ってるんですね。
もちろん昴の大学側が勝利。
棗に車で送ってもらうことになり、昴にメールを送り棗を待っていると昴が駆けつける。
「来てくれてありがとう」
「いえいえ~」
みたいな会話があり、ここまでは良かったんだけど、昴が
「好きな男、付き合っている男はいるのか」
と質問してくる。
主人公が首を左右に振ると、

「ずっと俺のそばにいてほしい。これから、ずっと」
「俺には……おまえが必要なんだ」

と主人公の手を自分の口元へ持っていく。
あらら…。いつの間にか昴って主人公のことをこんな風に思ってたんだね。
そして棗が戻り、険悪な雰囲気に。
「さっさと戻れ。
バカをやるのは、ほんとの一流になってからにしろ。オマエじゃ、まだ早い」

「いくら何でも言い過ぎじゃないか?」
「少なくともハンパに競技を放り出したヤツには言われたくない」

「たとえ続けていたって、やってることがハンパなら同じだろ?」

今度はあなた達ですか…。
棗、過去に何かあったフラグ。
昴が去った後、棗が主人公に昴の調子について心当たりは本当にないのか、と聞く。
すると主人公の中で何かが弾ける。
「全然、わかりません!
だって、みんなが、いろんなことを……もう、何がなんだか……」
「わからない!わかるなんて無理です!」

と泣きじゃくる。

えぇ…?
泣きじゃくる主人公だけどキスとかされたのに普通にその
兄弟たちと暮らしてたりしてちょっとズレてるよなぁ…

ところ変わって椿、梓、棗の3人と週末を利用して美和さんの別荘へ。
椿が主人公と2人だけで行きたかったけど、さすがに主人公も最近の椿の態度を見て、
「ちょっとコワイ」と思い、梓と棗も誘うことになるんだけど、「ちょっとコワイ」…?
もうちょっと危機感持ってくれ。
まぁ椿が前巻でキスされる時点で「妹」として見てないのは確実だけど、
もうちょっと警戒した方がいいんじゃなかろうか。
梓と棗は別の予定があったのを、キャンセルして来るとかいい迷惑だな…。

棗と夕飯の準備中。
棗はちゃんと自炊しているようです。
(野菜切るの速い)
料理もできるらしい。なんでもできるんだな。
運動をやっていた頃は合宿があって、ちんたらやってると先輩に怒られるので
速くなってしまったんだとか。
運動?

「長距離?マラソンとかですか?」
「いや、マラソンじゃない。駅伝で……」

駅伝!
昴との会話で棗が過去に何らかのスポーツをやっていたのは
分かっていたけど、駅伝だったとは。
棗は運動神経いいし(水泳も速い)、なんでも得意そう。
話題を避ける棗。触れられたくないことらしい。
やっぱり過去になんかあったな。
主人公が指を切ってしまい、その指を棗が口に含む。
わお。
その後ちゃんと手当してくれます。

今回の旅行をどういう気持ちで来たのか問われ、 主人公が旅行に来た理由は、
仕事で忙しく、なかなか休みがとれない椿を思っての善意だったわけですよね。

「それが男から見たら、どう見えるのか、考えたことがあるか?」
「オマエの人としての好意を、女としての好意と
受け取っているヤツもいるんじゃないか?
……いや、確実にいると思う」


おお!ちゃんと悟らせようとしてくれる発言。
棗は貴重な人物ですね。
もっと言ってやってよ!

「……つらいんだ。ひょっとしたら、オマエが別の……」

んん、何?意味深だな…
夜寝つけない主人公。うん、よく考えよう!
何か飲もうとキッチンへ向かうと、リビングで海外もののドラマの
吹き替えを練習をしている椿が。
椿の役はヒロインの元恋人なんだとか。

「心底悪人じゃないんだよね。
でもちょっと軽いっていうか、あんまりカノジョのことがわかってなくて、
勝手なことばっかやっちゃってんだよ。 いるでしょ、そーゆーヤツ」


いますね。目の前に。
手伝って欲しいという椿。棗の言葉を思い出すも、椿が一生懸命なので
断ることができず、引き受ける主人公。
棗の言葉…。
一緒に台本の台詞を読んでいると、主人公にキス。
何回もキスされ、ソファに押し倒される主人公。
そしてまた体がいうことをきかず、身じろぎできず。
ここまでされても抵抗しないのか…。
棗さん涙目だよ。
突然、椿の苦しそうな声が。
見ると梓に羽交い絞めにされた椿が。

「強引なやり方はよくないよ。
彼女のためにも……キミのためにも」


梓!!
リビングを出ていく椿。
いやー、梓が来てくれて助かった。

「最近、思っていたことがあるんだ」
「もしかしたら……そうなのかもって。
だから……僕はここに来た。確かめたくて。そして……わかったんだ」
「……僕には、椿を叱る権利はない」
「僕も……同じなんだ。だから、キミがここにいると……」

あなたもですか…。すでに夢中になってたんですね^^





#014の扉絵が可愛すぎる。
食べてるのパイ○実だよねw
別荘からの帰り、雅臣さんの運転でマンションへ向かう。
椿と梓が左右で、真ん中が棗。
窮屈そうw部屋の片づけもほとんど一人でしたり、不憫な人だ。
主人公が唇を気にしていると、苛立つ椿と梓。
そして2人を気にかける棗。

「おまえら、ほんとジャマ」

ちょっと…これは言っちゃいけないよね…。もう子どもじゃないんだから。
今まであんな仲良かったのに女が絡むとこうなっちゃうのか…。
険悪な雰囲気になる車内。
雅臣の機転で雅臣と2人きりに。
主人公に優しい言葉をかける雅臣。
涙を我慢する主人公。

「どうして、やめるの?」
「こらえる必要なんてないんだから」
「僕にできることがあれば、いつでも、なんでもするから」


たくさん泣いて、心が軽くなる主人公。
さすが小児科医。自分の胸で泣かしてくれる癒し系長男(32)。
雅臣の高感度↑

夕食の片付け中、右京から食事の支度を当面、自分だけでやると言われる。
主人公の手がだいぶ荒れてしまっているようです。
主人公がこの家に来てから1年になり、自分たち兄弟との生活が
主人公にとって幸せなものだったか、悩んでいる右京。

「わたしは、あなたの指をこんなふうにした者を許せません」
「もし、弟たちがそうだというのなら、私は彼らを罰しなければなりません」
「兄としてではなく、人間として。あなたを想う1人の男として


ええっ(゚д゚)!?
いつの間に右京まで?
でも主人公の手が荒れたのは、さすがに弟たちのせいではないと思うんだけども。
というか、よく一緒に料理してるの右京じゃんw
光登場。
「いいかげん、あきらめたら。客観的に見て、京兄に勝ち目はないと思うんだけど」
「あんたがどこまでウチの男どもを狂わすのか、楽しみにしてるから」


え、マジで右京、主人公のこと好きなの?
いつ好きなったのさ!?
どの兄弟も主人公に惹かれていく過程がなくない?色々すっとばしてキスしてる気がする。
もともと主人公に淡い想いを抱いている侑介と2巻での風斗は納得できるけど…。
てか、光、楽しんでないで止めてよ!

主人公は自分のせいで朝日奈家が壊れてしまうと思い込む。
というか、はっきりとした態度をとればいいんじゃないだろうか…。
まぁ義理の妹になんの抵抗もなく迫ってくる男共が相手だもんなぁ。
なんか嫌な雰囲気になってきたな…。
主人公は海外旅行のためパスポートに必要な戸籍謄本をもらいに市政センターへ。
自分の戸籍を見て衝撃を受ける。

嫌な予感。
家には帰らず、日付が変わっても街をさまよう主人公。
携帯の呼び出し音が鳴っても取らず、電源を切る。

「せめて出るぐらい、してくれないか」
「でも、会えたんだからいいか」


棗さんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
梓から連絡があり、探してくれていたそうです。
帰りたくない主人公は棗のマンションへ。
棗は2匹の猫を飼っていて、「つばき」と「あずさ」というらしいです。
一体何があったのかと問われ、

「自分が、いらない人間なんだってわかりました」
「わたしがいるせいで、みんなが衝突してます」

「そうじゃない」と否定する棗が兄弟同士の衝突が自分のせいで起こっていることに気づき、
今まで気遣ってくれていたことに気づく主人公。
――でも、もう、その優しさはいらない。
わたしが、守る価値のない人間だってことを教えてあげればいい。
そうすれば、どんなに優しい棗さんでもあきらめてくれるだろう。


そして棗に戸籍謄本を手渡す。
…かなりヤサぐれているなぁ^^;
でも何の連絡もしないのはねぇ。探すに決まってるし、みんな心配してるよね。
戸籍謄本を見るとそこには”養女”という文字が。
麟太郎お父さんの本当の子どもではなかったんですね。
戸籍謄本を見るとロクなことないね、全く。
でもそうなると、本当の両親は?
右京が持っていた写真の主人公と顔が似ている女性と関係がある?
年齢的にお母さんではないよね。叔母とか従姉妹?
父親が教えてくれなかったのは、本当の両親にとって、いらない子供だったから、
自分には居場所がないと言う主人公。
マンションに帰って荷物をまとめると言う主人公に

「そんなこと、認めるか」
「絶対に、認めない」
「オマエを……どこにもやらない」
「やってたまるか!」
主人公を抱きしめキス!

それは、今まで感じたことのないキスだった。
心臓がドキドキしたり、背中に電気が走ったり、そういうキスじゃない。
すごく暖かくて、そのまま眠ってしまいたくなるほど安らかな気持ちを与えてくれるキスだった。
うれしさがこみ上げてくる。
あれほどまでに、間違いないと信じていた家族に対する思いが、まるで間違っているような気がしてきた。


一見、良かったねと思うところなんだろうけど、
キスされて家族に対する思いを悟るっておかしくない…?
抱擁だけなら分かるんだけど。
当り前だけど、キスって男女にとって特別な行為で【家族】がすることではない。
まぁ、そう言うと今までの兄弟はどうなるんだっていうことになりますが^^;
なんかブラコンってキスがやけに軽く感じてしまうんだよな~。

朝日奈家にとって主人公は必要な存在、自分たちのことを信じて欲しい。
戸籍のこともちゃんと麟太郎(お父さん)に聞くように言われる。
この辺はやっぱり大人ですね。

「みんなが、オマエに夢中になっていることはわかってる。
だから、ここからさらに余計なヤツが増えたら、オマエには迷惑なのかもしれない」
「それでも、俺は自分の気持ちをオマエに伝えておきたい。
俺もオマエに夢中になっている、ってことを」


棗参戦(´∀`)!!
そして顔を近づけ、
「いや……今はできない」
「……ごめんな。今するのは卑怯だ。オマエに、卑怯なキスはしたくない」


さっきしたじゃないかw
でもキスされそうでされない方がドキっとすると思うんだ。
棗のマンションに泊まって4巻は終わりですが、結構話進んだかな。
コンフリクト始まっちゃってます。
原作は大円団だと思うんだけど、意外と棗ENDの方が収まるんじゃないかと^^
ここまで棗フラグで描いといて、棗ENDじゃなかったらねぇ…

4巻時点でまとめると
右京

椿


祈織(?)
侑介
風斗

で、他の兄弟たちもいずれ参戦してくると…。
梓も↑に入れていいと思うんだけどね。
祈織さまはまぁ…。今はとりあえずこれで。
こうやって見ると、兄達に比べて昴が一番まともに見える。
ちゃんと段階を踏んでいるしね。
お兄さん達はすぐにキスしちゃうし、見習ったほうがいいと思う。

5巻の見どころ
★琉生のターンだよ!
★梓のターンだよ!
✛祈織さまのターンですよ…

らしいです。
てか、また祈織さま…。
どうなるんだ…;;;;

コメント

お邪魔します♪
初めましてー。こんにちは♪
ブラコン大好きです^^
BBサイトで祈織のスチルが病院っぽかったので
気になって検索してたどり着きました。

なるほど漫画だとそういう設定だったんですね!
もぅ気になって仕方なかったので
激しく納得です!!

ありがとうございました♪
Re: お邪魔します♪
初めまして!返事が遅くなって申し訳ございません。
ブラコンお好きですか!
アニメ化も決まり、これからどんどん盛り上がっていきますね。
確かにあの祈織のスチルは気になりますよね…。
BBやアニメではどう描かれるのか楽しみです^^
お役に立てて良かったです~
コメントありがとうございました!

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