ストーリー
時は、戦国時代。伊賀の里で暮らすくのいちの主人公は、修行に励む日々を送っていた。
そんなある日、主人公は里に届いた依頼を受け、安土城に向かう。
織田信長の居城、安土城で待っていたのは信長の腹心・明智光秀。
「──君を、飼うことに決めたよ」
彼は主人公を雇い入れ、妹姫と偽って城内に滞在させることにする。
そして、主人公と武将たちの間に芽生える想いの行方は…?攻略順は秀吉→蘭丸→家康→百地→信行→光秀→信長。
5話+最終話。初回でも短く感じたので、2週目からはだいぶ早目に終わります。
あと2章くらいはあっても良さそうですが、あれは何だったの?というような
描写不足もないし『下天の華』では丁度いいのかもしれない。
章が短い中の恋愛なので、早急に感じてしまうのは否めないけど、
攻略キャラがどうして桔梗姫もといほたるに惹かれたのかがちゃんと分かる。
忍として信長を暗殺しなくていけないのに芽生えてしまった
恋心の狭間で揺れ動く…というのが見所。
ほたるはくのいちとしての凛々しさを持ちながらも優しく可愛らしかったです。
こんな見目麗しく優しい姫が現れたらそりゃ惚れてしまうよ…。
システム面ですが、巻き戻し機能がないのが不便だった…。
クイックセーブ・ロードはあるけど、やはり巻き戻し機能は欲しいところ。
スキップはとても良かったです。最速にすれば未読や次の選択肢まで
ジャンプ出来るので、ジャンプ機能と変わらない。
あとジージー音が鳴り続けていたので、自分のPSPと相性が悪いのかと
思って調べたらどうやら虫?の声だったらしく焦った…;
キャラクターによってEDが異なる仕様。しかもキャラソンなんですよね…!
立ち絵やスチルの綺麗さはもちろん、シーンの演出も躍動感があって良かったです。
『信長の野望』30周年記念の今作。
「エロい」ではなく「艶がある」表現、綺麗な恋愛描写はさすがはネオロマですね。
でもせっかくのネオロマなので(?)、『遙か』みたいに戦闘システムがあれば、
もっと楽しめたのではないかと思った作品でした。
以下キャラ感想です。
羽柴秀吉(CV:森久保祥太郎)人たらしともあって出会い頭から口説かれる。
陽気なイメージがある秀吉だけど、すぐにほたるが忍びだと見破る洞察力を持っています。
第一印象は正直それほど…な彼だったけど、ほたるの正体を
知った後でも優しく接し、暗殺を諭す言葉をかけてくれるし男気溢れる武将でした。
森 蘭丸(CV:島﨑信長)「信長様!」な蘭丸がほたるの前だと年相応の青年になるんですよ~。
生真面目で何かと固い彼なのですが、いや~…デレの威力が凄まじい。
かんざしのやり取りでニヤニヤが止まらなかった…。
組紐のシーンで期待してしまったけど、髪を下ろした姿が見れなかったのが少し残念…。
徳川家康(CV:小野賢章)小鳥やかえるにまで「さん」付けな癒しオーラ満開の徳川当主。
女性が苦手で女房が話しかけるとすぐ逃げ去ってしまう韋駄天の君可愛いです。
なのに刀の腕前は一流、戦闘では雄々しい姿を見せてくれてるギャップが良いです。
百地尚光(CV:檜山修之)立場上、敵となってしまう師匠。
厳しいことを言われるけど何だかんだほたるをいつも気にかけてくれてる…。
ほたるを「甘ったれ」から「女」へと気持ちが変わっていくのですが、
その時にほたるへと向ける言葉がいちいち渋くて甘い。
さすが大人が言うことは一味違う最後はほたるの諦めない粘りでやっと落とせます。
ほたるに頭が上がらなさそう(笑)
織田信行(CV:岡本寛志)最初は穏やかで優しいのに、「桔梗姫」が忍びだと知ると、途端に冷たくなる…。
1周目で展開が分かってしまっているんだけど、信行√ならではのストーリー展開に見入る。
誰か側にいてくれる人が1人でもいたら何か変わっていたのかもしれないと思うと切ない。
最後は烈火と時雨が買いに来てくれたのにほっこり。
明智光秀(CV:野島健児)見目麗しい冷徹、腹黒兄様。
一番甘く艶やかな描写が多くあったのではないかと。
「君は駒~」と言われたり、よくからかわれたりと、見た目からして
一筋縄ではいかなそうなキャラだと思ってたけど子供みたいな可愛い一面も。
その冷徹参謀に裏に見せる顔がいいんですよね…。
織田信長(CV:松風雅也)ストーリー、あの演出のことも考えると最後にして正解でした。
家臣として、女からも見ても魅力的な人ですね。
ほたるが忍びながらも天下泰平の夢を見たくなるのも頷ける…。
この人ならその夢も叶えられると思ってしまうんですよ。
強引なんだけど無理強いとは感じない信長様にニヤニヤ。
他が「姫様」と呼ぶ中、
信長の「桔梗」呼び良い…。
鳳凰の演出良かった~思わずおおっとなりました(笑)
【Hide More】